遠視度数について

遠視度数とは?

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遠視にも軽度なものから重度なものまであります。この重さを示すために、「遠視度数」という数値が使われます。遠視度数は数字で示されますが、大別すると「弱度遠視」、「中等度遠視」、「強度遠視」に分かれています。

弱度遠視の場合、若いうちは目の調節力で補えてしまうため、自覚症状がないこともあります。強度遠視は幼児期からはっきりと症状が現れ、3才児で矯正眼鏡が必要になる、ということもあります。

視度数表の見方


遠視度数は、数字に「D」をつけて表します。この数字が大きければ大きいほど「遠視がひどい」と言えます。数字別にランクを分けると、

  • 0〜2…弱度遠視(軽度遠視)
  • 2〜5…中等度遠視
  • 5〜10…強度遠視(重度遠視) 
  • 10〜 …最強度遠視

というようになっています。最強度遠視の上に、さらに「極度遠視」という分類が置かれる場合もありますが、このレベルまで来ると、もはや遠視を通り越して「弱視」の領域になるので、この分類まではされないことが多いです。

上の遠視度数表の数値ですが、正確に書くと「+2.0D〜+5.0D」のように書きます。「D」「+」「小数点以下」もつけて表現するのが、正確な遠視度数の数値です。ちなみに、この数値が+でなく−になると、「近視度数」になります。弱度や強度などのレベル分けも大体同じです。(1前後するくらいです)

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遠視度数はどのようにして出すのか?


これは、「焦点距離」を元に出しています。と言っても、何のことかわからないと思うので、噛み砕きます。まず、近視でも遠視でもない状態、つまり「正視」だと、目から取り込んだ映像は、「網膜の上」に「ジャスト」で映ります。

目から入って来た映像が、目の奥の壁の「真上」にちょうど重なる、ということです。この重なりがずれると、遠視や近視になります。網膜(奥の壁)に対して、

  • 手前に像が映る→近視
  • 壁よりさらに奥に映る→遠視

となります。この時「網膜」を数直線の「0」と見立てて、手前側を「マイナス」、奥側を「プラス」とするわけです。この時の長さが、最初に書いた「焦点距離」です。遠視の強い人は、これがどんどん奥に映ってしまうので、焦点距離がどんどん長くなり、遠視度数も大きくなるわけです。

遠視度数の公式


一般に必要とされることはほとんどないですが、遠視度数を出すための公式は下の通りです。

■D = n/f (m)

  • D…「ディオプター」という単位で、「屈折度数」という数値です
  • f…上で説明した「焦点距離」です
  • (m)…「焦点距離はメートル単位で測る」という意味です
  • n…「屈折率」です。人間が生活するのは空気中なので、これは「1」、つまり計算上は無視していい数値になります

一例として、焦点距離が20cmの人であれば、この公式に当てはめると「D=5」となり、「5D」となります。このため、中等度遠視と強度遠視の中間となります。(実際にジャストになることはほとんどないので、どちらかに分類されますが)

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