遠視と年齢の関係について

遠視は年齢とともに悪くなる?

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遠視は加齢とともに悪化していきます。幼児期には、最初は遠視だったのに、成長する過程で治ったということもあるのですが、大人の遠視の場合は、年齢を重ねるほどに悪化していきます。

具体的には、近くも遠くも見えにくくなります。理由は「眼の調節力が衰える」からです。この調節力というのは「見にくい場所でも見えるようにする力」です。人間のこの力は、幼児期に最大になります。

そして、それ以後は年々衰えていきます。そのため、子供の頃は高い調節力によって「無理やり見えるようにしていた」距離が、大人になると見えなくなることがあります。

こうしたケースでは、その人は「大人になって遠視になった」と感じるのですが、実際には、子供の頃からすでに遠視だったのです。大人になって調節力が衰えて「遠視に気づいた」というだけなのです。

幼児の遠視は、成長して治ることがある


遠視の原因は「眼球の小ささ」です。つまり、眼球が大きくなれば治ります。赤ちゃんの時は誰でも眼球が小さいので、全員遠視です。その後、成長とともに眼球が大きくなると正視になるのですが、この眼球の成長が遅れて、幼児期に遠視になる人もいます。

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しかし、こうした幼児の場合は、遅れても眼球が成長してくればちょうどいいサイズになり、その時には遠視は治ります。なので、幼児期であればこのように、時間が解決してくれるということがあります。

大人の場合は、もう眼球の成長が止まっているので、このように時間が解決してくれる、ということはあり得ません。逆に、加齢とともにどんどん悪化していきます。

遠視が加齢と共に悪化する原因


歳をとると「眼の調節力」が衰えます。人間は、この調節力によって、見にくい距離でも見えるようにしています。例えば遠視の人であれば、苦手な「近い場所」を見る時に、この調節力をフルに発揮して、見えるようにしています(そのため、見えていても疲れます)。この調節力は、幼児期に最大になります。

その後は加齢と共に衰えていきます。幼児期には、苦手な「近い場所」も、この調節力によって無理やり見えるようにしていたのが、大人になってその調節力が効かなくなり、そこで初めて、自分が遠視だったことを知る、という人もいます(多くの人は、自分が元々遠視だったとは思わないので、このようなケースでは「大人になって遠視になった」と勘違いしてしまいます)。

眼の調節力とは?


眼の調節力が衰えると、近くを見る時も遠くを見る時も「そこにピントを合わせる」ことが出来なくなるので、近くも遠くも見づらくなります。では、この「調節力」とは、具体的には何なのでしょうか。それは、「水晶体(目のレンズ)」の柔らかさと、「毛様体筋(レンズの形を変える筋肉)」の強さです。

レンズが柔らかければ、形を変えやすくなりますし、筋肉が強ければ、その力によって形を変えやすくなります。歳を取ると、レンズも硬直し、毛様体筋の筋力も落ちてきます。これによって、眼の調節力が衰える、ということです。

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